一人暮らしの新居で最初にするべき掃除ってなに？掃除のタイミングや退去後にするべき掃除についても紹介！

「一人暮らしの新居で最初にするべき掃除ってなに？」「掃除のタイミングや退去後にするべき掃除について分からない」という方も多いでしょう。 

賃貸物件の場合、次の入居者募集をするまでに原状回復工事やクリーニングをしてキレイに貸し出す場合が多いです。 

しかし、入居までに時間が空いてしまったり、クリーニングではとりきれていない汚れが残っている場合があります。 

そこで、気になる方は住み始める前に掃除をしましょう。 

入居時には入居の前日〜数日前、退去時には退去の前日〜数日前に掃除を行うのが一般的です。 

今回は、一人暮らしの新居で最初にするべき掃除について紹介するとともに、退去後にするべき掃除、メリットや注意点ついて紹介します。 

これから一人暮らしを始める方や新居に引っ越しを考えられている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。 

入居前に掃除をするタイミング

入居前の掃除は、入居の前日〜数日前に行うのがベストタイミングです。 

掃除を入居の数週間前に行ってしまうと、ホコリが床に溜まってしまうことがあります。 

入居日当日に掃除するとしても、想定以上に引っ越し作業や手続きなどに手を取られてしまい、時間を捻出できないことも考えられます。 

また、大きな荷物が部屋に入っていることも考えられるため、入居の前日〜数日前を掃除のタイミングにしましょう。 

ただし、契約日前に部屋に入ることはできません。 

どうしても引っ越し前に掃除しておきたい、という方は、引っ越し業者の搬入日時を調整しておきましょう。

一人暮らしの新居で最初にするべき掃除

一人暮らしの新居で最初にするべき掃除は、以下の7つです。 

• 窓の掃除 
• 水回りの掃除 
• 天井・壁の掃除 
• 照明器具の掃除 
• 防虫・防カビ対策 
• 床のワックス掛け 
• 掃除後の写真撮影 

それぞれ順番に紹介していきます。 

窓の掃除

窓の掃除では、水に濡らし、固く絞った雑巾を用意します。 

窓全体を「コの字型」に動かしながら拭いた後、乾いた雑巾で乾拭きを行います。 

気になる汚れがある場合には、スポンジやガラスクリーナーの使用がおすすめです。 

それ以上に気になる汚れや傷がある場合には、管理会社やオーナーに確認してもらいましょう。 

水回りの掃除 

水回りの掃除では、お風呂場や洗面台、トイレをメインに行います。 

それぞれの箇所で行う掃除内容は、以下の通りです。 

お風呂	・浴槽のコーティング  ・防カビ剤を焚く  ・排水口のゴミ受けを設置  ・鏡の曇り止め
洗面台	・鏡の曇り止め  ・洗濯機用キャスターの設置
トイレ	・便器と床の隙間埋め  ・足置きマットの設置

賃貸の場合、入居前にクリーニングが行われています。 

新たに掃除をする必要がない場合がほとんどですが、まれに汚れている箇所があります。 

汚れている箇所は、雑巾やスポンジ、ブラシなどを使い、綺麗にしましょう。 

お風呂の場合は最初に燻煙剤等でカビ防止をしておくとキレイに使えます。

天井・壁の掃除 

天井・壁の掃除は、雑巾やモップで行います。 

家具や家電設置後、掃除が難しくなるため、入居前に掃除しておくことをおすすめします。 

天井の場合、手が届かない場合がほとんどです。 

掃除の際には、踏み台や脚立を持参するようにしましょう。 

照明器具の掃除

照明器具の掃除は、照明のカバーや電球、電源アダプターを取り外した後に、行いましょう。 

取り外しの前には、ハンディモップでカバー表面のホコリを落としてください。 

ホコリを落としておかないと、手や服などが汚れます。 

照明器具のなかには、電源アダプターが取り外せない機器があります。 

無理にアダプターを外してしまうと、修繕対象の原因になるため、無理に外さずそのままにしておきましょう。 

防虫・防カビ対策 

入居前には、必ず防虫・防カビ対策を行いましょう。 

特に、繁華街付近や1階に飲食店が入っている賃貸物件の場合、夏の暑い時期に害虫が侵入しやすくなります。 

そのため、燻煙殺虫剤などを使用し、室内や水回りの防虫・防カビ対策を徹底しましょう。 

燻煙殺虫剤を使用する場合、煙が火災に間違われる場合があります。

使用時にはビニールなどで覆い、煙が火災報知機が反応しないような工夫を行いましょう。

床のワックス掛け 

フローリングであれば、掃除機やワイパー、雑巾などで床のホコリや汚れを落としましょう。 

床を綺麗にしておくことで、気持ちよく入居できます。 

ただし、床掃除のタイミングには注意が必要です。 

床掃除のタイミングが早すぎると、入居までの数日間でホコリが溜まってしまうことがあります。 

基本的に床掃除は、入居日の前日〜数日前に行うようにしましょう。 

掃除後の写真撮影 

入居前、掃除後に写真撮影を行いましょう。 

写真撮影は、退去時の原状回復の証明になります。 

写真に収めておかないと、傷や汚れを付けていない箇所まで費用を請求されることがあります。 

原状回復の対象ではないことを証明するためにも、掃除後に各箇所の写真撮影を行いましょう。 

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退去後にするべき掃除

ここまで、一人暮らしの新居で最初にするべき掃除について紹介しました。 

ここからは、退去後にするべき掃除について、以下の項目別に紹介していきます。 

• 壁の掃除 
• 床の掃除 
• 窓の掃除 
• 水回りの掃除 

順番に確認していきましょう。 

壁の掃除 

壁には、以下の汚れが付着しています。 

• 手垢 
• ホコリ 
• タバコのヤニ 
• カビ 

壁の汚れは、雑巾にキッチン用の中性洗剤を垂らして、拭き上げる方法が効果的です。 

拭き上げ後、水だけで固く絞った雑巾で同じように水拭きをしましょう。 

最後に、乾拭き用の乾いた雑巾で拭くと、汚れを綺麗に落とせます。 

しかし、長年付着したシミや汚れの場合は簡単に落とせません。 

場合によっては、クロスの張り替えが必要になるため、費用がかさんでしまうこともあります。 

経年劣化によるものは不動産会社に相談してください。

床の掃除 

窓の掃除では、水に濡れた固く絞った雑巾で全体を拭きましょう。 

「コの字型」に雑巾を動かしながら拭くことで、隅々にある汚れまで綺麗に拭き取れます。 

サッシ枠の溝には、ホコリや汚れが溜まりがちです。 

細かい部分まで綺麗にするためにも、ガラス面と溝部分の掃除を徹底しましょう。 

水回りの掃除 

水回りは、日常生活で使用頻度が高い場所です。 

汚れが溜まりやすく、目立ちやすいので、入念に掃除をする必要があります。 

特に、浴室の排水溝は髪の毛の詰まりやカビなどが目立ちやすい箇所です。 

髪の毛の詰まりを解消するために、薬剤を使用する方がいますが、浴室の素材によっては排水管が傷ついてしまうことが考えられます。 

使用の際には、浴室に使用しても問題がないか、入念に確認しておきましょう。 

一人暮らしの新居で最初に掃除するメリット

ここからは、一人暮らしの新居で最初に掃除するメリットを紹介します。 

一人暮らしの新居で最初に掃除するメリットは、以下の4つです。 

• 引っ越し前後の片付けが楽になる 
• 害虫処理に手間がかからない 
• 原状回復の証明に役立つ 
• 荷物運び入れがスムーズにできる 

1つずつ順番に解説していきます。 

引っ越し前後の片付けが楽になる 

入居前に掃除をしておくことで、引っ越し前後の片付けが楽になります。 

家具の梱包やゴミ捨てなども、初めに済ませておくと、引っ越し翌日の負担が軽減されます。 

荷物量が多い方の場合、荷物の整理整頓に数日かかることが考えられるでしょう。 

引っ越し後は、荷物の整理整頓だけでなく、住所変更やライフラインの開通などの手続きに手間がかかってしまいます。 

そのため、新居に引っ越す場合には、早めに部屋の掃除を行っておきましょう。 

害虫処理に手間がかからない 

入居前の防虫・防カビ対策は、家具やペットなどの影響を気にする必要がありません。 

荷物を移動させたり、ペットを隔離したりなどの手間がなくなります。 

害虫処理は、燻煙を部屋に充満させるタイプが効果的です。 

燻煙を部屋に充満させるタイプの害虫処理方法は、入居前の荷物が入っていない状態のみの使用になるため、入居前に使用しましょう。 

原状回復の証明に役立つ 

入居前に室内の写真撮影を行うことで、退去時の原状回復の証明に役立ちます。 

写真に残していないと、覚えのない箇所の原状回復が請求される可能性が高いです。 

基本的に原状回復費は、契約時に支払った敷金から差し引かれます。 

原状回復費が敷金を上回ってしまうと、その差額を支払う必要があるため、退去時に余計な出費が発生します。 

荷物運び入れがスムーズにできる

入居前に室内の掃除や養生をしておくことで、荷物の運び入れがスムーズにできます。 

引っ越し業者に依頼する場合、傷が付きやすい箇所に養生を行ってくれますが、自分で引っ越しをする場合には注意が必要です。 

自分で荷物の運び入れをする場合には、家具や家電による傷を防ぐ保護シート、クッションフェルトやゴムマットなど、傷をつけない工夫が入居前に必要になります。 

余計な傷がついてしまうと、退去時に費用請求されるため、入居前に室内の掃除や養生を徹底しましょう。 

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一人暮らしの新居で掃除する際の注意点 

次に、一人暮らしの新居で掃除する際の注意点を紹介します。 

一人暮らしの新居で掃除する際の注意点は、以下の通りです。 

• 強い洗剤を使用しない 
• 洗濯機の水抜きを行う 
• 冷蔵庫を消毒する 
• 不要な荷物を増やさない 

1つずつ順番に紹介していきます。 

強い洗剤を使用しない 

掃除の際、強い洗剤を使用しないようにしましょう。 

強い洗剤は、配管を傷つけてしまう恐れがあります。 

強い洗剤による傷は、借主の故意や過失とみなされてしまうことがあります。 

補償費用が請求される原因になり得るため、掃除場所に適した弱い洗剤を使用するようにしましょう。 

洗濯機の水抜きを行う

洗濯機の水抜きは、引っ越し前に行いましょう。 

洗濯機の水抜きとは、洗濯機内や給水用ホースに残っている水を抜く作業のことです。 

水抜きを行っておかないと、以下のトラブルに繋がります。 

• 運搬中に洗濯機の周辺の家具等が濡れる・汚れる 
• 旧居・新居・運搬車の床が濡れる・汚れる 
• 濡れた床ですべって転倒する 

引っ越し時のトラブルを引き起こさないためにも、引っ越し前に洗濯機の水抜きを行いましょう。

冷蔵庫を消毒する 

引っ越し前、冷蔵庫を空にするタイミングがあるはずです。 

そのタイミングで、なかなかできない冷蔵庫の消毒を行いましょう。 

冷蔵庫の消毒は、引っ越し前日や当日に冷蔵庫のなかを空にし、コンセントを抜いてから行ってください。 

引っ越し前に冷蔵庫を消毒することで、新居でも気持ちよく冷蔵庫の使用ができます。 

不要な荷物を増やさない 

引っ越しは、不要な荷物を処分・分別するベストなタイミングです。 

不用な荷物を減らすことで、引っ越しの手間が格段に減ります。 

処分方法は、以下の通りです。

• 処分方法 
• 粗大ゴミとして出す 
• 知人に譲る 
• オークションサイトへの出品 
• リサイクルショップでの売却 
• 買取アプリ利用による売却 

優柔不断な方は、早めに処分・分別を開始するようにしましょう。 

入居・退去前に掃除を行わないと起こる問題

入居・退去前に掃除を行わないと、以下の問題が発生します。 

入居前	家具や家電に汚れが溜まりやすくなる。 後々の掃除が面倒になる。
入居後	クリーニング費用の請求額が高額になる。 追加請求される可能性も考えられる。

入居前に掃除を行わないと、綺麗な家具や家電に汚れが溜まります。 

掃除のために、家具や家電を動かさないといけない場合もあるため、掃除が面倒になってしまいます。 

退去後に掃除を行わないと、高額なクリーニング費用が請求されることが考えられます。 

汚れの質によっては追加請求の可能性があるため、なるべく綺麗な状態で引き渡すようにしましょう。 

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掃除は入居前・退去後に必ず行うようにしよう！ 

今回は、一人暮らしの新居で最初にするべき掃除について紹介するとともに、退去後にするべき掃除、メリットや注意点ついて紹介しました。 

前述した通り、入居時には入居の前日〜数日前、退去時には退去の前日〜数日前に掃除を行うのが一般的です。 

掃除を行っておかないと、引っ越し前後の片付けが面倒になったり、害虫処理に手間がかかったりします。 

また、引っ越しは不要な荷物を減らすタイミングでもあります。 

入居前・入居後は掃除だけでなく、断捨離のタイミングとしても有意義に活用しましょう。