2024.12.14
賃貸ノウハウ
子供部屋は何畳が理想?大きさ別のメリット・デメリット、子供部屋の大きさを考えるコツも解説!
新しく子供が生まれたご家族において、疑問に上げられる内容に子供部屋のタイミングや大きさが挙げられるのではないでしょうか。
子供部屋は、必ずしも設けないといけない部屋ではありませんが、ほしいと感じる子供は多いでしょう。
ただ、子供部屋を賃貸物件で設ける場合には、ある程度大きな部屋に住まないといけなくなります。
大きな部屋に住む場合、その分家賃もかかってくるため、選び方が難しいと感じるでしょう。
そこで今回は、子供部屋の理想の大きさについて紹介します。
併せて、大きさ別のメリット・デメリットと理想的な大きさの子供部屋の選び方を解説します。
もくじ
子供部屋は何畳が理想?
子供部屋は「6畳」が目安とされています。
6畳の場合、約10㎡の居室スペースを確保することになります。
10㎡ほどであれば、全体で見たときに、それほどスペースを使用しません。
将来的に子供を2人以上考えている夫婦であれば、20㎡ほどのスペースを確保しておき、ライフスタイルに合わせて、2部屋に分割する方法も考えられます。
ただ、子供部屋の考え方は人それぞれによって異なります。
そのため、子供部屋のスペースを決める際には、一緒に暮らす相手と子供をどのように育てていくのかの話し合いを行い、子供部屋に対する価値観を一致させておくことが大切です。
子供部屋が必要になるタイミング
子供部屋が必要になるタイミングは、「6〜8歳」が一般的です。
そのため、小学校に入るタイミングで、子供部屋を設ける家庭が多いです。
ただ、子育ての考え方や兄弟が多い家庭の場合、子供部屋を設けるのが中学生になるタイミングの場合があります。
必ずしも、「6〜8歳」のタイミングで子供部屋を設けるべきというわけではないので、子供部屋のタイミングは家庭内で話し合い、決めましょう。
4.5畳の子供部屋のメリット・デメリット
ここからは、4.5畳の子供部屋のメリット・デメリットを紹介します。
4.5畳の子供部屋のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
・部屋に物が散乱しない ・家庭内のコミュニケーションを増やせる | ・最低限の家具しか置けない ・物が増えると窮屈に感じる ・収納が足りない |
メリット・デメリットを詳しく解説します。
メリット
4.5畳の子供部屋の場合、ベッドや机などを置くと、スペースがそれほど確保できないため、部屋に物が散乱しません。
また、物を収納するスペースも最小限になるため、余計な物を購入したり、貯めこんだりすることもないでしょう。
4.5畳になると、子供部屋の使い方が「寝るだけ」「勉強するだけ」になるため、普段はリビングで過ごすことになります。
リビングがメインルームになることから、家庭内のコミュニケ―ションも増やせます。
デメリット
4.5畳の子供部屋の場合、ベッドや机などの必要最低限の家具しか置けません。
先述した通り、4.5畳の子供部屋は「寝るだけ」「勉強するだけ」のスペースになるため、子供としては窮屈に感じるでしょう。
また、収納スペースの確保も難しいです。
そのため、成長にともない、物が増えると収納スペースが足りなくなります。
狭い部屋に物が増えると、一気に室内が窮屈に感じます。
6畳の子供部屋のメリット・デメリット
次に、6畳の子供部屋のメリット・デメリットを紹介します。
6畳の子供部屋のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
・家具を置いても、十分な有効スペースを確保できる ・家具のレイアウトがしやすい ・子供部屋に友達を呼べる | ・兄弟で使用するには狭い ・子供が家を出た後の使い道として収納スペースは勿体ない |
6畳の子供部屋のメリット・デメリットを詳しく解説します。
メリット
6畳の子供部屋では、ベッドや机などの家具を置いても、自由にレイアウトできます。
スペースも十分にあるため、部屋に友達を呼ぶこともできます。
先述した通り、6畳は子供部屋に適した理想の大きさです。
狭くもなく、広くもない6畳は、子供部屋で使い勝手の良い広さになります。
デメリット
6畳の子供部屋は、2人以上で使用すると、狭く感じます。
部屋数が少ない場合、兄弟で1部屋にする場合があるでしょう。
2人とも小さい場合は、6畳でもそれほど大きな問題になりません。
しかし、中学生や高校生になると、身体も大きくなるため、1人1人に必要なスペースも広くなります。
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8畳の子供部屋のメリット・デメリット
次に、8畳の子供部屋のメリット・デメリットを紹介します。
6畳の子供部屋のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
・大きめの家具を自由にレイアウトできる ・兄弟で利用することができる ・子供の成長に合わせて、間仕切りを設けたら2部屋に分割できる | ・物が散乱すると、片付けに時間がかかる ・掃除の範囲が広い ・TVなども置けるため、部屋から出なくなる |
8畳の子供部屋のメリット・デメリットを詳しく解説します。
メリット
8畳の子供部屋では、大きめの家具でも自由にレイアウトできます。
また、大きめの家具を置いても、2〜3人は泊まれるスペースは確保できます。
また、8畳もあれば兄弟で利用することも可能です。
1人1人が成長して部屋を分けたいときでも、間仕切りやパーテーションを設ければ、2部屋に分割できます。
成長に合わせて部屋の種類を可変させられるため、兄弟で1部屋を考えている方は、8畳以上を選ぶと良いでしょう。
デメリット
8畳の子供部屋は、物が散乱しがちです。
物が散乱してしまうと、片付けに時間がかかります。
また、部屋のスペースが広いことにより、掃除の範囲が広くなります。
部屋の形によっては、掃除がしにくくなる原因にもなるため、注意が必要です。
また、8畳の場合、ベッドや家具に加えて、TVなども置けます。
TVなどが置けてしまうと、わざわざリビングで過ごす必要が無くなります。
リビングでは食事を取るだけになってしまい、他は自分の部屋で過ごしてしまうことになるでしょう。
その結果、家族との時間が作れなかったり、引きこもりになってしまったりする可能性もあるため、子供が広い部屋に適しているのかはしっかりと見極める必要があります。
10畳以上の子供部屋が人気な理由
子供部屋が10畳以上ある場合、ゆとりのある広々とした空間を確保できます。
子供が成長しても、遊びや趣味のスペースとして、使い続けられます。
居心地が良すぎるあまり、部屋から出てこないことがあるため、注意が必要です。
また、物が散乱してしまっても、日常を過ごせるスペースはあるため、片付けが後回しになってしまいます。
子供部屋の場合、部屋が広いからといって、メリットだけを感じられるわけではありません。
部屋が広いことによるデメリットもあるため、メリット・デメリットを考慮したうえで、10畳以上の子供部屋を設けるかどうかを検討する必要があります。
理想的な大きさの子供部屋を考えるコツ
ここまで、部屋の大きさに応じた子供部屋のメリット・デメリットを紹介しました。
最後に、理想的な大きさの子供部屋を考えるコツについて紹介します。
理想的な大きさの子供部屋を考えるコツは、以下の通りです。
- お家全体のバランスで配置する
- 子供部屋の目的を明らかにする
- 子供の年齢・ライフスタイルを確認する
- 子供が自立した後の使い方を明確にする
- 十分な収納スペースを確保する
- 子供だけが独立しない子供部屋にする
1つずつ順番に見ていきましょう。
お家全体のバランスで配置する
賃貸物件を借りる場合、お家全体のバランスを考えて、子供部屋を検討しましょう。
なぜなら、子供部屋が大きすぎると、他の部屋が小さくなってしまうからです。
反対に、子供部屋が小さいと、他の部屋が大きすぎる場合もあります。
子供部屋以外にも、浴室や洗面所、リビングダイニング、キッチンなど生活をするうえで、重要なスペースがあります。
これらのスペースと子供部屋のバランスを考えながら、全員が納得のいくスペースを子供部屋にすることがポイントです。
子供部屋の目的を明らかにする
子供部屋の目的を明らかにすることも、理想的な大きさの子供部屋を考えるコツの1つです。
子供部屋の目的が明らかになっていないと、どれくらいのスペースを子供部屋に当てたらよいのかが分からなくなってしまいます。
子供部屋の大きさは、目的によって決まっていくことがほとんどです。
子供のプライバシーを尊重するなら、大きめの部屋がおすすめですし、家族の時間を大事にするなら、子供部屋は小さくても問題ないでしょう。
子供の年齢・ライフスタイルを確認する
子供の年齢・ライフスタイルによっても、子供部屋の大きさは変わってきます。
子供部屋が必要な期間は、6〜8歳から大学卒業までの10〜15年間ほどです。
子供は成長によって、日常生活の過ごし方や就寝場所、勉強スペースなどが変わります。
そのため、子供の年齢やライフスタイルに合わせて、子供部屋を可変させられるのが理想です。
ただ、賃貸物件の場合は簡単に子供部屋のスペースを変えられません。
したがって、賃貸物件の場合は、あえて広めの子供部屋を確保しておき、成長に合わせて間仕切りやパーテーションを設けるなどの工夫が必要です。
子供が自立した後の使い方を明確にする
子供部屋の使用期間は、10〜15年が一般的です。
子供が自立したタイミングになると、子供部屋が必要にならないため、自立した後の使い方を明確にしておく必要があります。
賃貸物件に住む場合であれば、子供が自立したタイミングで引っ越しを検討するのも1つの方法です。
ただ、引っ越しは金銭面や体力面、時間面に対し、かなりの労力になります。
そのため、引っ越しをすることも視野に入れたうえで、引っ越しをしないうえでの子供部屋の使い方を考えておくこともおすすめします。
十分な収納スペースを確保する
子供部屋の大きさを考える際、十分な収納スペースを確保しましょう。
なぜなら、子供は成長にともない、必要なものが増えていくからです。
収納スペースが確保されていないと、収納する場所がなく、部屋の中に置くことになります。
子供部屋が狭い場合、部屋の中が窮屈になってしまうため、物が増えてもいいように収納スペースを確保しておくことが大切です。
子供だけが独立しない子供部屋にする
子供部屋の大きさを考える際、子供部屋だけが独立しないようにしましょう。
子供部屋だけが独立すると、親の目が届かなくなってしまいます。
いざというときのためにも、親の目が届く場所に子供部屋を設けるようにしましょう。
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「子供のこと」「将来のこと」を考えて子供部屋の大きさを決めよう!
今回は、子供部屋の理想の大きさ、大きさ別のメリット・デメリットと理想的な大きさの子供部屋の選び方を解説しました。
子供部屋は、子供の成長とライフスタイルの変化にともない、使用用途が変化していきます。
使用用途が変化していくことで、必要になる部屋の大きさも異なってきます。
そのため、子供部屋の大きさを考える際には、子供の将来のことを見据える必要があるのです。
また、子供の性格や子育ての方法によっても、子供部屋の考え方は異なってきます。
子供部屋を含めて賃貸物件を選ぶ際には、「子供のこと」「将来のこと」を考えて子供部屋の大きさを決めましょう。
この記事を書いた人
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